コールマンの人気のスクリーンタープ、ドームスクリーンタープ/380。
シンプルな構造なのに風にとても強い構造で、さらにテントの内部が高くてとても使いやすいスクリーンタープです。ジョイントフラップなども付属していますので、コールマンテントとの接続も快適です。
このドームスクリーンタープ/380は、設営方法の動画がコールマンサイトにありますが、「設営が大変」という声がネットにあふれています。動画を見ると、ポールを持ち上げるときの一番苦労する部分が撮影されておらず、いかにもかんたんに設営できるイメージが強調されています。そのため、よくわからないまま設営をして「設営途中にポールが折れた」という声が多数あります。実際、オークションサイト、メルカリなどで出品されている商品を見ると、ほとんどがポール折れの商品となっています。
この記事では、このドームスクリーンタープ/380を一人で設営する方法を記録しています。もちろん、一人ではなく二人で設営するときの参考にもなりますので、どうぞご覧ください。この方法で、本当に一人で簡単に設営することが可能なのです。
(1)フライシートを広げる
フライシートを広げます。このとき、スタンディングテープも対角線上にしっかり接続されていることを確認します。
![](http://tent-fix.info/wp/wp-content/uploads/2022/10/R0024395.jpg)
ドームスクリーンタープ/380 フライシートを広げます
![](http://tent-fix.info/wp/wp-content/uploads/2022/10/R0024394.jpg)
ドームスクリーンタープ/380 フライシートを広げます
(2)4本のポールをスリーブに通す
長いポール4本をスリープに通します。黄色のルーフポールも忘れずにスリーブに通しておきます。
![](http://tent-fix.info/wp/wp-content/uploads/2022/10/R0024396.jpg)
ドームスクリーンタープ/380 ポールをスリーブに通します
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ドームスクリーンタープ/380 ポールをスリーブに通します
(3)4つの頂点のうち一つをペグダウン
広げたフライシートはほぼ正方形となりますが、このひとつの角を二つのペグでしっかりと固定します。ペグダウンしたピンにポール端をセットします。
![](http://tent-fix.info/wp/wp-content/uploads/2022/10/R0024400.jpg)
ドームスクリーンタープ/380 一角をペグダウンしてしっかり固定します
![](http://tent-fix.info/wp/wp-content/uploads/2022/10/R0024401.jpg)
ドームスクリーンタープ/380 一角をペグダウンしてしっかり固定します
このとき、ポールの端がピンから抜けてしまうことがおおいので、養生テープなどでポールが抜けないようにするとよいでしょう。
(4)交差部分をカタビラでまとめる。
これが重要なポイントです。ポールが交差した部分にあるテープを、カタビラをつかってはずれないように固定します。ふたつのポールが離れないようにするためですので、ゆるくしばる程度でかまいません。これで設営の準備は完了です。
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コールマン ドームスクリーンタープ/380 カタビラで束ねます
(5)ペグダウンした部分に向かってポールをおしつけて立ち上げる
準備ができたら、立ち上げ作業にはいります。
中央部分のポールが交差した部分を片手でもちあげながら、もう一方の手で2本のポールをもち、ペグダウンした部分にむかってグッとポールを押し込みます。ぐっと前方に押しつけてポールを彎曲させて立ち上げるイメージです。持ち上げるのではなく、差し込むイメージ。するとポールがまがって天井部分を浮き上がらせることができます。このとき、あまり極端にポールを曲げるとポールが折れますので、慎重に作業します。
![](http://tent-fix.info/wp/wp-content/uploads/2022/10/R0024404.jpg)
ペグダウンした部分にむかって、ポールを差し込みます
![](http://tent-fix.info/wp/wp-content/uploads/2022/10/R0024405-scaled.jpg)
差し込んだ反対側はこのようになっています
![](http://tent-fix.info/wp/wp-content/uploads/2022/10/R0024406-scaled.jpg)
差し込んだ側はこのようにかなりポールが彎曲しています
(6)反対の端をピンに差し込む
ポールがまがって立ち上がったら、もう一方の端にピンを差し込みます。これで作業の峠はこえました。天井部分が浮いている状態であればとりあえずOKです。天井部分が寝ていると後が大変ですので、やりなおしです。
![](http://tent-fix.info/wp/wp-content/uploads/2022/10/R0024407-scaled.jpg)
カタビラのおかげでポールが離れずに立ち上げることができます
(7)ポールスリーブのひっぱってポールの曲がりを少なく
両端のピンに差し込んだら、ポールスリーブをひっぱって極端に曲がっているポールを修正します。
そうして、のこりの2本のポールを同様に、片方をピンにさしこみ、残りのピンを差し込むことで立ち上げます。最後にルーフポールをポールエンドにセットして完了です。
こつは、思いっきりポールを押し込むことです。上に持ち上げるのではなく、前方に押しつけるイメージ。このとき押し込む方向を間違えると、ポールが寝てしまってテントがおきあがりません。
そのときは、差し込む方向を変えるなどして、ポールが寝ないようにしながら立ち上げ直します。
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カタビラは緩くでかまいません
![](http://tent-fix.info/wp/wp-content/uploads/2022/10/R0024409-scaled.jpg)
この2本のペグを起点に起こすことができます
![](http://tent-fix.info/wp/wp-content/uploads/2022/10/5.jpg)
コールマン ドームスクリーンタープ/380