冬のアウトドアに欠かせないダウンジャケットのファスナーが故障しました。
ファスナー部分以外はまだ新しいのでなんとか活用して使い続けたい。ということで、ファスナーを強引に補修しましたのでその記録です。
■必要な機材と部材
・ミシン
・ミシン糸
・オープンファスナー
(1)症状
症状としては、ファスナーをあわせてとじこむ部分のほつれ。どうやっても挟み込んで上にスライドさせることができなくなりました。
根気よくねじ込んでうまくスライドできても、ちょっと力がかかるとその部分から離れてしまい、ダウンがまるでマントのようになり、寒い…。
(2)ファスナーをいまあるファスナーの上に縫い合わせる
そこでファスナー自体を交換することにしました。
しかし、ファスナー部分をよく見てみるとファスナーの台座部分が下地の中に縫い込まれている。
これをほどいてそこにあらたに縫い合わせるのはかなりの技術が必要です。
そのため、現在のファスナーの台座布地の部分にあらたにファスナーの下地を縫い込むことにしました。かなり強引です。
(3)必要なファスナーは「オープンファスナー」
手芸屋さんに行って調べました。ファスナーはいろいろなタイプがあるのですが、このような衣類につかわれる、離れるタイプのファスナーを「オープンファスナー」と呼びます。これを購入しました。ほかのタイプは離れないものが多いのでご注意ください。
ただし、近所の手芸屋さんにあったオープンファスナーの長さは、20cm、30cm、50cmの3種類。該当の修理箇所の長さは65cmでしたが、仕方なく50cmので我慢しました。ネットなどではいろいろな長さのオープンファスナーが入手できるようです。
(4)強引に縫い合わせ
いまあるファスナーと生地部分の間に、新しいファスナーを縫い付けます。いろいろと試しましたが、仮縫いしておいてからミシンをかけることをオススメします。待ち針で固定するなどいろいろとためしましたが、ちょっとずつずれてくるので難儀しました。
(5)完成
仮縫いした糸を取り外して完了。かなり強引にいい加減に縫い付けたのでワイルドではありますが、ファスナーとしての機能に問題はありません。若干短いのですが。
今回は青のジャケットの上に、赤いファスナーにしましたので、よりおしゃれになりました。
あなたも、壊れたファスナーの衣類はすぐに捨てるのではなく、修理して使ってみてはいかがでしょうか。