加水分解したNEMO GOGO LE を「テントベトツキ修復液」で修理した[2/3]

 NEMOのエアビームテントのソロテント「GOGO LE」の修理の記録です。前回まででようやく加水分解したシームテープを取り除き、新しいシームテープへの張替えが終わりました。今回は「テントベトツキ修復液」で全体的にひどいことになっていたベトツキを解消した記録までを記します。

NEMO GOGO LE






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<前回 1/3>
1.細かく砕けてはがれ落ちたシームテープの除去
2.新しいシームテープをアイロンではりつけ

<今回 2/3>
3.「テントベトツキ修復液」でベトツキを修理
4.乾燥
5.はがれ落ちたシームテープの除去とチェック

<次回 3/3>
6.はがれたシームテープを再度はりつけ
7.エアフレーム固定マジックテープのはりつけ
8.完成
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 さあ、いよいよベトツキの解消です。
 今回修理している「NEMO GOGO LE」は加水分解のため、全体的にひどいべたつきです。べとべと、ねちゃねちゃして、このままでは廃棄処分してもかまわない状態です。

 さて、テントのベトツキの解消方法としては、重曹につける方法や、POLONーTというシリコン系撥水剤やシリコンスプレーを使った修復方法がネットで紹介されていますが、それぞれ一長一短があるようです。といいますか、欠点のほうが多いようです。

 そこで、今回は一部のユーザーに熱狂的に支持されている「テントベトツキ修復液」を利用してベトツキを解消させることに挑戦しました。

 「テントベトツキ修復液」はヤフオクで入手しました。5400円。ちょっと割高かもしれません。

テントベトツキ修復液

テントベトツキ修復液。シンプルな容器にはいっています






丁寧な説明書がついています


 この「テントベトツキ修復液」は、べとついているところにスプレーを噴霧、はけで塗布などの方法がポピュラーのようですが、今回修復するテントは幕全体がべとついているため、そっくり液体に着ける方法を選びました。

 大きなバケツがなかったため、透明なプラスチックケースを利用しました。この容器にテントベトツキ修復液の原液をいれ、約2倍に希釈してGOGO LEを漬物のようにつけました。本当は原液のままつけたかったのですが、全体が浸からなかったために、仕方なく希釈しました。

プラスチックケースに希釈したテントベトツキ修復液をいれて、GOGOLEを漬けました

上におもりをおきました






 およそ2時間ほど漬けました。それから天日干しです。

ベランダに天日干し

ベランダに天日干し。液体が垂れるため下に新聞紙を敷きました

 そうして半日天日干ししてみたところ、たしかにベトツキは完全になくなっている!
 「テントベトツキ修復液」はまさに魔法の液体です! 利用を迷っている方はぜひお試しください。

 が、しかし・・・
 せっかく貼り付けたシームテープが全部剥がれてしまっている・・・・・。
 「テントベトツキ修復液」の説明書には、「液体を塗布したあとはシームテープがはりつかないので、塗布前に貼り直してください」という記述があったので、その通りにしたのが誤りでした。たしかに、漬物状態にすると剥がれますよね。

貼り直したシームテープがボロボロに

こっちもボロボロ






せっかく貼り直したのに・・・

 ということで、乾燥したのちに改めて全てのシームテープを貼り直しました(涙)

次回はシームテープの貼り直しと、エアフレームを固定するマジックテープ部分の修正です。

その1「加水分解したNEMO GOGOLE を修理した」
その2「テントベトツキ修復液での驚異のべとつき解消作業」
その3「シームテープの貼り付けとエアフレーム固定マジックテープの貼り付けで完成」



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