コールマン製スチールポールの接続部分の修理

 コールマンのテントを愛用しています。古いテントになると、スチールポールの接続部分が切れたり、まったく伸び縮みしない状態になったりしてしまいます。筆者の場合、ゴムが伸びきった状態になってしまったのか、張りがまったくなく、テント設営に難儀することが続いていました。ここで修理可能か模索を始めましたが、この部分はゴムではなくワイヤー製になっていますので、よくわかりませんでした。そのため、一度分解して中身を調べ、それから交換しました。
<テントのポールのゴム(ショックコード)が切れたときの修理方法はこちら

(1)接続部分の取り出し
とにかく中にあるものをほじくりだすことにしました。しかし、引いても突いてもなかなかでてこない(涙)。そこで、写真のように鉤爪(かぎつめ)を作成し、ひっぱりだすことにしました。






 このかぎつめは、針金ハンガーから作成しました。このようなかぎ爪を作成して、ぐりぐりやってようやく写真のようなものがでてきました。この作業はとても危険ですので、つぶつぶのゴムつき軍手などを装着して、手が滑らないように注意しながら作業してください。
素手で作業すると非常に危険ですし、手を痛めます。

 さて、取り出したもので構造がわかりました。
写真のように、バネ状の針金クリップで固定されており、伸び縮みはショックコードの働きでした。
この針金クリップにかぎ爪を引っ掛けることができたので、引っ張り出すことができたのです。しかし、この引っ掛けはなかなか難しい。ごちゃごちゃやって手応えがあると思いっきり引っ張る、ということで取り出せました。根気の必要な作業となりますので、覚悟ください。

 張力がない原因は、ショックコードの劣化でした。
このショックコードを交換し、かぎ爪などの針金でポール内に押し込んで修理は完了です。
もとどおりの張力となり、設営も順調に進むことでしょう。






 繰り返しになりますが、針金クリップで固定されていますので、最新の注意を払って作業してください。
この部分、コールマンさん、なんとか改良してほしいところです。

<動画でも紹介しています>

以上



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