長くテントを使っていると、テントの骨組みのポールの中を通っているゴムが切れることがあります。このゴムがなくてもテントを立てることはできますが、絶対にあったほうが便利。とくに長いポールをセットする必要がある場合、テント本体のガイドに通している途中でバラバラになって手こずることになります。ゴムで固定されていたほうが作業がかなりスムーズに進むはずです。このポールの中を通っているゴムのことを「ショックコード」と呼びますが、これを交換しましたのでその記録を記します。
<コールマン製スチールポールの接続部分の修理はこちら>
(1)ショックコードの購入
ショックコードはamazonなどで簡単に入手できます。筆者が利用したのは「ロゴス製ショックコード」。30mで1500円程度。一度購入すると、しばらく使い続けることができますのでストックしておくことをオススメします。アウトドアショップでは、メートル単位で販売していますので、少しだけ必要な人はモンベルショップなどのアウトドアショップで購入することをオススメします。
(2)用意するもの
・ショックコード
・針金(数メートル)
・洗濯バサミ
ゴムを通す部分が細い場合、なかなか向こう側まで貫通させるのに難儀します。そのために針金があると便利です。また、奥にゴムの塊が止まっている場合、針金を用いてほじくりだせます。筆者は、半田ごてのセットについてきたソルダーアシストでほじくりだし、ヒードクリップを洗濯バサミ代わりに使いました。
(3)ショックコードの交換
古いショックコードを取り出します。切れてしまって結びめなどがポールの途中で止まっているときは、針金などでほじくりだします。
ショックコードの先に針金を結びつけます。ポールの中が細い場合は要注意。その中を通るよう結びめを調整します。結びつけ方がゆるいと途中ではずれてやりなおし、ということになります。
手順としては、すべてのポールにショックコードを通す→最後のポールの終端でショックコードを玉結びしてはずれないようにセット→一度ポールを組み立てて、その状態でひっぱり、もう一方の終端で玉結びして完了、となります。
まず、すべてのポールにショックコードを通したら、洗濯バサミなどで仮止めしてひっぱり具合を確かめます。あまりゆるいとテント設営の途中で外れてしまい意味がありません。そのため、ちょっときついかな、というくらいの張力をもたせてセットするのがよいと思います。
(4)最終調整
やはりちょっとゆるいかな、と思ったら、結びめを引っ張って再度きつめに調整しましょう。
これで安心してキャンプの準備ができます。
アウトドアショップでは交換作業を行なってくれるところもありますが、簡単ですのでぜひ挑戦してください。
動画でも紹介しています。